ニューウェイズの評判について1
今日はニューウェイズについてです。
質問1
ニューウェイズってマルチですよね。
うちの母親がニューウェイズにまんまと乗せられています。
高額な商品(サプリメント、化粧品など)をいくつも購入させられ、販売員とこまめに連絡を
とったり会員同士で会ったりしているようです。誰かと連絡を取ること自体が悪いとは決して
思わないのですが、家族にも内緒にしているので心配です。
マルチじゃないのか、とさりげなく言ってはみたものの、
「●●(化粧品メーカー)の口紅は原価6円だ」
「歯磨き粉のゆすいだものをおたまじゃくしのいる池に入れたら死んだ」
など様々な吹き込まれた情報を話し始めるのです……。
正直、このままだとお金をつぎこみ続けるのではないか、と危惧しています。
販売員は高級車やマンションを買える、などと言っていますが私なんかは普通に考えて
ありえないと思うのですが。
もし普通の化粧品やシャンプーといったものに有害な物質が含まれているとして、それが原因で
死んだり重い病気にかかったりという話も聞いたことがないので「大丈夫じゃないの」という感じが
するのですが、どうやら母はそうではないようです。
マルチ、もしくはねずみだと聞いているのですが、実際のところどうなのでしょうか。
回答1
マルチの場合、その商売のシステム上、会社とその直属のDTしか儲からないので、お母さんのように「誰かに勧誘された」
のであれば既に敗北者です。
言ってみれば、食いつくされて一欠片しか残っていないケーキ皿を売られたようなものです。
ちなみに、ニューウエイズのセミナー等で言われた情報(他にも「合成界面活性剤は子宮にたまる」とかも言われたと思います)は
当然のことですが、全て「嘘」であり「違法行為」です。
これも、もしこれを録画、録音されて、それを証拠に警察に訴えられたら逮捕されます。
「特定商取引に関する法律」の、「してはいけない行為」にあたります。
ついでを言えば、マルチの商品こそ無駄な中間マージンが莫大に含まれています。
化粧品・洗剤業界の広告料は約10%程度と言われています。
また、確かに製造費は安いですが、多額の開発費(先日ライオンが開発したMESは環境大賞を受賞しました)
がかかっています。
開発費が回収できることには次の素材を開発しなければなりませんし、利益も次の製品の開発費に投じられます。
なので、ちゃんと開発費まで考慮すると、原価はけして安くありません。
対して、ニューウエイズ等マルチの場合は、自分達で原料の開発など一切していません。
「動物実験をしない」といっていますが、「する必要がない」だけです。
また、合成界面活性剤を批判しながら、ニューウエイズの製品にも合成界面活性剤は使われています。
これは成分表を見ればわかります。
他にも、防腐剤のパラベンも使用されています。
これは所謂「普通の洗剤」であり、何の問題もありませんが、それなら最近は、パラベンすら不使用の製品も安く出回っています。
普通に一般のお店で買えます。価格もニューウエイズ製品の半額以下です。
つまり、ニューウエイズに限らずマルチ商法は、「普通もしくは粗悪品を、わざわざ高額で売るシステム」です。
製品品質が一般のものより明らかに高品質であることは「絶対に」ありません。
また、一般のものより格安であることも「絶対に」ありません。
そのため、違法行為でもしないと売れず、特商法は年々(実際は年2回くらいのペースで)強化改正されています。
余談ですが、ニューウエイズの場合はさらに酷いです。
過去に数度、製品の効果を上げるため、こっそりと副作用の強い医薬品を混合した製品を売っていました。
それがDTの違法トークが元でFDAにばれ、警告、回収騒動となったことがあります。
FDAの目から逃れるために日本に市場を求めたと噂されるほどで、マルチを知っている人ならニューウエイズの成分表は信用しません。
また、創始者のトムは脱税で逮捕されたほどで、会社自体がどんなものか想像できます。
少なくとも、マルチの構造の矛盾については、冷静に計算して考えることが出来る精神状態なら「中学生でも」気づきます。
一種の宗教とも言われますが、引っかかっている人は「精神的におかしい」かもしくは「中学生の頭以下」に陥っているわけです。